「舞台鑑賞前に原作を読んだ方が良い?」
「おすすめの舞台・ミュージカル原作を教えて!」
今回はこのような方に向けて、おすすめの舞台・ミュージカル作品の原作をご紹介していきます!
舞台・ミュージカルは、もちろん行くだけでも楽しめます。
でも原作を読むことで、その作品の理解が深まって鑑賞がもっと楽しくなります。
筆者は原作を読んでから行く派!
この記事では、舞台・ミュージカルオタクの筆者が、厳選したおすすめ原作をご紹介していきます!
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この記事を書いているのはこんな人
この記事を書いている筆者はダンス歴21年の舞台・ミュージカルオタク。
小学生の頃に母に連れられ、劇団四季「ライオンキング」を鑑賞してからミュージカルにハマり、「ライオンキング」に関しては20回以上観劇。
大学時代は「学割チケット」で最低でも週に1回は舞台を見に行っていました。
ミュージカルからストレートプレイまで、とにかく行ける限り多くの作品を鑑賞し、感想をまとめながらの日々を送って来ました。
もちろん仕事も舞台関係!
また、社会人になってからは年間100冊読書を目標にし、達成してきました!
今回はそんな筆者が、おすすめの舞台・ミュージカル原作小説を紹介していきます。
舞台・ミュージカル原作を読むメリット
皆さんは、舞台の原作って読みますか?
舞台を見るだけでも作品は理解できますので、読んだかことがない方も多いかもしれません。
中には、ネタバレが嫌という方もいるのではないでしょうか。
でも筆者はなるべく原作を読んでいく!
筆者は原作を読んでから行く、または舞台を見てから原作を読み、また舞台を見に行きます!
筆者が原作を読むのをおすすめする理由はコチラです。
- 原作の持つ世界観を理解できる
- 舞台のセリフだけでは理解しきれない細かな感情がわかる
- 展開がわかっている分、他の演出に注目する余裕が出る
- 舞台では省略されているシーンがわかるから楽しい
- 自分の頭の中に描いていたイメージと、実際の舞台の表現をすり合わせるのが楽しい
- 演出方法に感動する
挙げ始めたらきりがないのですが、メリットだらけだと思っています。
確かにネタバレしてしまう分、楽しみが半減してしまうと考える人もいるかもしれません。
でも、自分の頭の中でイメージしている世界が、舞台ではどうやって演出されるんだろうというワクワク感もたまりません!
または、舞台を見てから原作を読んでみるのも良いと思います!
せっかく出会うごとのできた素敵な作品だからこそ、理解を深めることで楽しさは何倍にもなるはずです!
舞台・ミュージカル原作のおすすめ10選
ここからは舞台・ミュージカルオタクの筆者が、おすすめの原作小説をご紹介していきます!
ぜひ、作品選びの参考にしてみてください。
①The Phantom of Opela/オペラ座の怪人
原作:ガストン・ルルー著「オペラ座の怪人」
1986年にアンドリュー・ロイド・ウェバー版が大ヒットし、日本でも劇団四季により上演されている名作「オペラ座の怪人」。
謎の「天使の声」に導かれる女優・クリスティーヌと美しい歌と、怪人・ファントムの暴走を描いた悲劇の作品。
「歌アリのミュージカルだからこそ面白い!」と思われがちですが、原作ではそれぞれの登場人物の細かい描写も描かれています。
原作を読むことによって、舞台を見た時の理解がより深まるはず!
②Cats/キャッツ
原作:T・S・エリオット著「キャッツーポッサムおじさんの猫とつき合う法」
躍動感にあふれるダンスと、華やかな演出で観客を魅了し続けるミュージカル「キャッツ」。
「メモリー」など、数々の名曲も生まれました。
しっかりしたストーリーがあるかと思いきや、原作は挿絵が可愛い詩集なんです。
猫観察記のようなこの本には、ミュージカル「キャッツ」に登場する個性たっぷりの猫たちが描かれています。
本をパラパラ眺めているだけでも楽しい!
③Les Miserables/レ・ミゼラブル
原作:ヴィクトル・ユゴー著「あぁ無情」
一本のパンを盗んだために、19年の監獄生活を送った主人公ジャン・バルジャンの生涯を描いたこの作品。
2012年には映画化もされ、今では日本でも多くの方が知る作品となりましたね。
原作は、「ノートルダムの鐘」などでも有名な作家、ヴィクトル・ユゴー。
かなりの長編で、読み切るにはちょっと根気が必要です。
しかし、舞台や映画では省略されてしまっているシーンも多々あります。
小説も併せて読むことで、舞台や映画の時代背景や、登場人物の細かい描写をより楽しめるようになると思います。
この原作に関しては、舞台観劇後の方が内容を理解しやすいかも!
④EVITA/エビータ
原作:ジョン・バーンズ著「エビータ」
1919年にアルゼンチンで生まれたエビータは、貧困から這い上がり、大統領夫人まで上り詰めた実在の人物です。
ガンのため33歳で亡くなったエビータの激動の人生を描いたこの作品は、日本では劇団四季によって上演されました。
映画では、エビータ役を歌手・マドンナが演じたことで大きな話題になりました。
原作も、舞台と同じようにエビータの壮絶な人生が描かれ、より彼女の魅力を知ることができるものになっています。
⑤Matilda/マチルダ
原作:ロアルド・ダール著「マチルダは小さな大天才」
2011年にウエストエンドで上演されて以来、世界的に高い評価を得ているこの作品。
2023年には日本でも上演され、大きな話題を集めています。
念力の力をもつ少女・マチルダが、家庭や学校での困難を克服して担当教師を助けるというストーリー。
原作はブラックユーモアの天才ロアルド・ダールです。
映画「チャーリーとチョコレート工場」や「魔女がいっぱい」の原作も書いている人!
実は児童書コーナーにあるこの作品は、可愛い挿絵もあって、子供から大人まで楽しめます!
⑥ゾロ ザ・ミュージカル
原作:ジェイムズ・ルセーノ「マスク・オブ・ゾロ」
アントニオ・バンデラス主演の映画も有名なこの作品。
1991年に舞台化が決定し、2008年にロンドンで初演。
日本では2011年にジャニーズの坂本昌行さん主演で上演され、当時話題になりました。
舞台では本場さながらの音楽やフラメンコ、派手なアクションが魅力です。
原作を読むことで、ストーリーが頭に入っていると舞台や映画をより細部まで楽しむことができるはず!
⑦Wicked/ウィキッド
原作:グレゴリー・マグワイア著「ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語」
2003年にブロードウェイで上演されて以降、世界各国でロングランを記録する人気作品「ウィキッド」。
「オズの魔法使い」の裏話として作られたこの作品は。西の悪い魔女エルファバと、南のいい魔女グリンダの友情を描いた作品です。
舞台では、大掛かりな舞台装置や華やかな演出、素晴らしい名曲の数々が素晴らしいですが、原作はそれに比べるとちょっと地味な印象。
筆者も何度も鑑賞している作品ですが、原作を読むとまた違う印象になります。
原作を読んだことで、エルファバとグリンダの揺れ動く心や、自分の運命に向かって突き進む2人のことが、もっと深く理解できるようになりました。
舞台「ウィキッド」は2023年秋に劇団四季で再演されることが決定しています!
今から楽しみすぎる!
⑧ハムレット
原作:ウィリアム・シェイクスピア著「ハムレット」
1601年頃に書かれたと言われているこの作品。
デンマーク王子ハムレットが、父親である王を毒殺して王位に就いた叔父に復讐するという内容の悲劇です。
日本でも、多くの演出家によって上演されていますので、ご存じの方も多いと思います。
ハムレットは、観劇前に原作を読んだ方が良い!
ストレートプレイで、堅苦しい言い回しでの長セリフが続くので、初めて見る方の中には難しく感じる方も多いかもしれません。
セリフを追うのも大変なので、この作品に関しては原作を先に読むことを強くおすすめしたいです!
⑨ユタと不思議な仲間たち
原作:三浦哲郎著「ユタとふしぎな仲間たち」
東北地方に引っ越してきたユタ。
都会育ちで東北弁を話せないユタに、村の子供たちは興味津々でちょっかいを出してきます。
いじめられたユタは自殺を考えますが、そんな時「座敷童」と出会い、生きる喜びを思い出していきます。
劇団四季が上演するこの作品は、現代人が忘れてしまった「大切なもの」に気づか褪せてくれる素晴らしいミュージカルです。
原作は1931年に発売された児童書で、テレビドラマが放送されたこともあります。
劇団四季では1977年から上演されています!
日本人が書いた原作の作品もぜひ読んでみてほしい!
⑩シラノ・ド・ベルジュラック
原作:エドモン・ロスタン著「シラノ・ド・ベルジュラック」
1868年にフランスで生まれた劇作家、エドモン・ロスタンが29歳の時に描いたこの作品。
近年映画化もされたので、ご存じの方も多いかもしれません。
初演から1世紀が経つ現在でも、世界的に上演されている傑作です。
原作は難しいと思いきや、戯曲なので意外と読みやすい!
美しく切ない恋の物語、時代背景も併せ、原作でも楽しんでいただきたいです。
さいごに
「舞台鑑賞前に原作を読んだ方が良い?」
「おすすめの舞台・ミュージカル原作を教えて!」
今回はこのような方に向けて、おすすめの舞台・ミュージカル作品の原作をご紹介してきました。
原作を読むことで、舞台・ミュージカル鑑賞がもっと楽しくなるはず!
気になる作品があったら、ぜひチェックしてみてくださいね!
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