【厳選！】初めて伊坂幸太郎作品を読む方におすすめしたい【5作品】とその魅力を紹介！

「伊坂幸太郎作品を初めて読むなら何がいい？」

「おすすめの伊坂幸太郎作品を教えて！」

今回はこのような方に向けて、おすすめの伊坂幸太郎さん作品をご紹介していきます。

伊坂幸太郎さんの作品は読みやすいものが多いので、「これから読書を頑張りたい！」という方にもおすすめの作家さんです。

でもかなりの作品数があるので、いざ読んでみようと思っても、何から読んだらいいか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、ほぼ全ての伊坂幸太郎さん作品を読んできた筆者が、初めての方におすすめの伊坂幸太郎さん作品をご紹介します！

伊坂幸太郎とは

伊坂幸太郎さんは、千葉県出身の作家です。

1995年に東北大学法学部を卒業した後、SEとして働きながら執筆活動をされていました。

そして2000年「オーデュボンの祈り」でデビュー。

この作品は、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してます。

その後「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞、「ゴールデンスランバー」では山本周五郎賞を受賞しています。

現在は、宮城県仙台市で執筆活動を行っています。

伊坂幸太郎作品の魅力

伊坂幸太郎さんの作品は、エンターテインメント性にあふれた作品が多いのが特徴です。

また、伊坂幸太郎さんが住んでいる仙台を舞台にした作品も多いです。

個性的な作品も多く、同じ作者と思えない程系統が異なるものもあり、読んでいて飽きることがありません。

また、作品中に他の小説の登場人物が出てくるのも面白い所です。

別物だと思っていた作品でも、実は別個にストーリーが関連していて、伊坂幸太郎さんの作品全体をより深く楽しむことができます。

なにより、読者層を選ばないのも伊坂幸太郎さん作品の大きな魅力。

個性的な登場人物や、読みやすいテンポ感の作品も多いので、読書が苦手な方におすすめしたい作品が多いです。

おすすめの伊坂幸太郎作品を紹介！

ここからは、初めての方におすすめしたい伊坂幸太郎さん作品をご紹介していきます！

ぜひ、作品選びの参考にしてみてください！

おすすめの伊坂幸太郎作品①：死神の精度

この作品は、日本推理作家協会賞の短編部門を受賞した作品です。

7日間の調査で生死の可否を判断する死神の物語で、全6編、6人の人生が描かれています。

この作品の魅力は、何といっても死神のキャラクターです。

コミカルなシーンも多いですが、しっかり感動もできる！

おすすめの伊坂幸太郎作品②：ガソリン生活

ある兄弟が、自分たちの身の回りで起きた事件を追いかけていくお話です。

兄の運転するデミオに突然乗り込んできた女性は、ある記者から追われている最中。

翌日、その女性は謎の死を遂げました。

様々な人を巻き込みながら、兄妹はデミオに乗って事件を追いかけていきます。

どんどん進んでいくテンポのいいストーリー展開。

伊坂幸太郎さんらしさがぎっしり詰まった作品になっています。

おすすめの伊坂幸太郎作品③：バイバイ、ブラックバード

借金が返せなくなった主人公。

主人公は2週間後に、何者かによって「地獄よりひどいところといわれる場所」に向かう「あのバス」に乗せられることが決まっています。

主人公はそれまでの残り2週間の間に、同時に付き合っていた5人の女性に別れを告げに行く物語です。

ちょっと変わった設定で、不思議なお話になっていますが、読み進めるごとにどんどんハマっていくこと間違いなしです！

おすすめの伊坂幸太郎作品④：PK

表題作を含め、全3編からなるこの作品は、1つ1つの物語が最終的に連鎖して大きな物語に繋がっていく不思議なお話です。

それぞれの作品では、異なる年代や出来事が描かれていて、それが登場人物によって繋がっていきます。

読みやすい作品ではありますが、伊坂幸太郎さんらしい細かいこだわりにあふれていて、読者をしっかり驚かせてくれます。

おすすめの伊坂幸太郎作品⑤：フーガとユーガ

本屋大賞にもノミネートされたこの作品は、現実離れした能力を持つ双子の兄弟の物語です。

長編小説でありながら、それを感じさせない程スラスラ読みやすい文章。

心が温かくなる、兄弟愛を描いた作品…

と言いたいところですが、ラストは伊坂幸太郎さんの作品の中でも切ない展開で驚きました。

おすすめの伊坂幸太郎作品⑥：アイネクライネナハトムジーク

映画化・漫画化もされたので、タイトルだけは知ってる方も多いかもしれません。

この作品は、伊坂幸太郎さんのファンでもあるミュージシャン・斉藤和義さんとの交流から生まれました。

伊坂幸太郎さんの作品には珍しい、恋愛をテーマにした連作作品集です。

でもコテコテの恋愛ストーリーではなく、この作品では恋愛模様がとてもソフトに描かれているのがとっても読みやすい！

おすすめの伊坂幸太郎作品⑦：ペッパーズ・ゴースト

他人の未来を少しだけ見ることができる主人公のお話です。

教師の主人公は、女子生徒が書いた奇妙な小説原稿を手にしたことから物語始まります。

沢山の伏線が張り巡らされているので、読み終わった瞬間また初めから読みたくなってしまいました。

伊坂幸太郎さんの特徴である、ラストにかけての怒涛の伏線回収がしっかり楽しめる作品です。

さいごに

「伊坂幸太郎作品を初めて読むなら何がいい？」

「おすすめの伊坂幸太郎作品を教えて！」

今回はこのような方に向けて、おすすめの伊坂幸太郎さん作品をご紹介してきました。

テンポのいいストーリ展開や魅力的な登場人物、緻密に張り巡らされた伏線など、伊坂幸太郎さんの作品には魅力がいっぱいです。

初めての方や、読書に慣れていない方にも読みやすい作品ばかりなので、ぜひ皆さん伊坂幸太郎さんの世界を味わってみてください！