「太宰治の作品が読みたい」
「太宰治の名言や名文は?」
今回はこのような方に向けて、おすすめの作品を紹介していきます。
スマホやタブレットで本を読むなら読み放題・聴き放題のサブスクがオススメです。
読書量をもっと増やしたい方に
Kindle Unlimitedの無料体験はコチラ
時間を効率的に使いたいなら
聴く読書サービス
Audibleの無料体験はコチラ
audiobookの14日間無料体験はコチラ
なかなか読書時間が取れない方には「聴く読書」がおすすめ!
子育て中の筆者も、家事をしながら使っています!
太宰治とは
太宰治は、1909年~1948年という激動の日本に生きた小説家です。
共産主義活動から挫折した後、遺書のつもりで27歳の時に「晩年」を執筆。
その後も自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも次々に作品を発表していきました。
太平洋戦争に向かう時期から戦争末期までの激動の時代において、一切の妥協を許さない執筆活動を続けてきました。
そして38歳の時、愛人との入水自殺でその生涯を終えました。
太宰治作品の魅力
なにかとスキャンダルの多い人物だった太宰治。
もしかすると、ネガティブな言葉が多い印象があるかもしれません。
彼の作品には、人間の負の側面をさらけ出した表現が多くあります。
本来隠したい、自分の暗い部分や欲の部分。
太宰治の作品では、そんな部分を強く押し出して表現しているのです。
日常において、自分が殻に閉じこもっていると感じる人や、他人とのコミュニケーションが上手く取れないと感じる人もいるのではないでしょうか。
誰しもが持っているような、自分で消化しきれない悶々とした気持ち。
そんなやり場のない感情を、太宰治はすべて代弁してくれている。
だからこそ、太宰治の紡ぐ言葉には重みがあり、今を生きる私たちの背中を押してくれるのだと思っています。
太宰治の【勇気をもらえる名言・名文】に出会える本
ここからは、筆者の心に響いた言葉を、作品と共に紹介していきます。
おすすめ①:津軽
さらば読者よ、命あらばまた他日。
太宰治「津軽」より
元気で行こう。絶望するな。では、失敬。
おすすめ②:パンドラの匣
私はなんにも知りません。
太宰治「パンドラの匣」より
しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。
おすすめ③:竹青
人間は一生、人間の愛憎の中で苦しまなければならぬものです。のがれ出る事は出来ません。
太宰治「竹青」より
忍んで、努力を積むだけです。
もっと、むきになって、この俗世間を愛惜し、愁殺し、一生そこに没頭してみて下さい。
おすすめ④:粋人
ものには堪忍という事がある。この心掛けを忘れてはいけない。
太宰治「粋人」より
ちっとは、つらいだろうが我慢をするさ。
夜の次には、朝が来るんだ。
冬の次には春が来るさ。
決まり切っているんだ。
おすすめ⑤:如是我聞
ためになる。
太宰治「如是我聞」より
それが何だ。おいしいものを、所謂「ために」ならなくても、味わなければ、何処に私たちの生きている証拠があるのだろう。
おいしいものは、味わなければいけない。
おすすめ⑥:或る忠告
責任が重いんだぜ。わからないかね。
太宰治「或る忠告」より
一日一日、責任が重くなっているんだぜ。
もっと、まともに苦しもうよ。
まともに生き切る努力をしようぜ。
明日の生活よりは、きょうの没我のパッションが大事です。
おすすめ⑦:パンドラの匣
僕は信じた。
太宰治「パンドラの匣」より
死は決して、人の気持ちを萎縮させるものではない、と。
おすすめ⑧:走れメロス
それだから、走るのだ。
太宰治「走れメロス」より
信じられているから走るのだ。
間に合う、間に合わぬは
問題でないのだ
おすすめ⑨:葉
死のうと思っていた。
太宰治「葉」より
ことしの正月、よそから着物を一反もらった。
お年玉としてである。
着物の生地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。
これは夏に着る着物であろう。
夏まで生きていようと思った。
おすすめ⑩:斜陽
私の帆はすでに挙げられて、
太宰治「斜陽」より
港の外に出てしまったんだもの、
立ちつくしているわけにはゆかない、
行くところまで行かなければならない
さいごに
「太宰治の作品が読みたい」
「太宰治の名言や名文は?」
今回はこのような方に向けて、おすすめの作品を紹介してきました。
スマホやタブレットで本を読むなら読み放題・聴き放題のサブスクがオススメです。
読書量をもっと増やしたい方に
Kindle Unlimitedの無料体験はコチラ
時間を効率的に使いたいなら
聴く読書サービス
Audibleの無料体験はコチラ
audiobookの14日間無料体験はコチラ