「奇跡のメダル教会ってどんな所？」
「車いすでも見学できるの？」
今回はこのような疑問について、実際に車いすの母と奇跡のメダル教会に行った筆者が解説していきます！
「不思議のメダイの聖母の聖堂」「奇跡のメダイ聖堂」「奇跡のメダイユ教会」など、様々な呼ばれ方をしているこの教会。
筆者も滞在中何度も訪れるスポット！
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奇跡のメダル教会ってどんな所？
パリ6区にあるボンマルシェという老舗デパートの裏側にひっそりとたたずむ小さな教会。
入り口は目立たず、少しわかりにくいので初めは見つかりにくいかもしれません。
この教会は、聖ヴィンセンシオ・ア・パウロと聖ルイズ・ド・マリアックにより創立されました。
日本でもパワースポットとして、また芸能人の方でもここのメダルをつけている方がいることから、知っている方が多いかもしれませんね。
奇跡のメダルとは
奇跡のメダルとは、修道女カタリーナ・ラブレが受けたお告げがきっかけで生まれました。
ある日、彼女の前にマリア様が現れました。
マリア様は「こんなデザインのメダルを心を込めて作るように」と告げられました。
メダルの表はマリア像、裏には十字架とⅯの文字、そしてマリア様とキリストの2つの心臓を12の星が囲っています。
その後の1832年、パリで2万人以上の命を奪ったコレラの終息を願い、修道女たちはこのメダルを2000個作り広めました。
すると瞬く間にコレラの被害はおさまったのです。
このことから、人々からは奇跡を起こすメダルとして崇められるようになりました。
このメダルを身に着けると、その人が窮地に陥った時に奇跡が起きると言われています。
奇跡のメダルはこの教会でのみ購入できるものです！
ネット販売等は一切していないとのことなので、転売されたものや偽物を購入しないように注意してください。
ネットで販売・転売されているものには神のご加護がないそうなので、自分で購入しに行くか、贈り物として頂くという方法にしましょう！
奇跡のメダル教会のみどころ
入り口を入ってから礼拝堂までの通路左側には、教会と奇跡のメダルについての物語が刻まれています。
比較的新しいものなので読みやすいです！
礼拝堂の祭壇には、1876年に亡くなった聖カタリーナ・ラブレが当時の姿のまま祀られています。
カトリックでは、聖者の遺体は腐敗しないと言われていますね。
実際に見ることもできます！
見る場合、ミサの時間以外も信者の方が多く訪れているので、見学の際はマナーに注意しましょう！
いよいよ奇跡のメダル教会へ！
ここからは、筆者が実際に奇跡のメダル教会に行った時の事をお伝えしていきます。
車いすでの奇跡のメダル教会攻略①：入り口から
基本的にこちらの教会では、車いすを降りずに見学できます！
教会の敷地は小さめで、入って左側には先ほどご紹介した奇跡のメダルについての物語が刻まれた壁が続きます。
右側はメダルを購入できるショップになっています。
まずはまっすぐ突き当りまで進み、右側の礼拝堂に行ってみましょう。
車いすでの奇跡のメダル教会攻略②：礼拝堂
礼拝堂に入る際、扉の下が若干モコっとなっていますので気を付けてください！
ここまでご紹介してきた教会とは異なり、こじんまりとした大きさな上、時間によっては多くの信者の方がいる為人が多いです。
出入り口の扉も狭い為、車いすも気を付けましょう！
後ろのスペースは比較的ゆったりできると思いますのでおすすめです。
時間によっては神父様がガイドしてくださる時もあります。（日本語のガイドをもらえます）
礼拝堂内を歩いて見学するという場所ではないので、車いすだと居場所を探すまでに少し時間がかかるかもしれません。
筆者は後ろのスペースからゆったりと、厳粛で温かい空気と時間を味わいました。
礼拝堂から出る際も、同じ扉からです。
車いすでの奇跡のメダル教会攻略③：奇跡のメダルをゲットしよう
最後に、この教会を訪れる観光客の大半にはメインである売店に行きましょう！
こちらも入り口の扉下は若干モコっとしていますので気を付けてください。
奇跡のメダルには様々な種類と大きさがあります。
色は主にシルバーかゴールド、他にはブルーのものもあります。
筆者はペンダントヘッドになっている物を、ネックレスのチェーンに通してつけています。
お値段は0.5～6ユーロとお手頃なので、初めて行った時には驚きました。
ぜひ自分や、大切な方への贈り物にゲットしてください！
奇跡のメダル教会に行ってみて
基本的に、奇跡のメダル教会は車いすでも問題なく見学することができました。
ただ教会の場所がわかりにくいと思いますので、しっかり地図を確認してから向かうことをお勧めします。
パリはどこでもそうなのですが、物乞いも多い地区です。
地図を見ながら歩く際は、車いすと一緒だと余計に大変だと思うので注意です！
奇跡のメダル教会を何度も訪れている筆者ですが、この時も特別な体験があったのでご紹介します。
気さくな神父様
礼拝堂の入り口には神父様が立っていて、観光客にも話しかけてくれる場面を過去にも何度か見かけていました。
私たちにも話しかけてくれて、私はつたない英語で「この場所が忘れられなくて、身体の悪い母を無理やり連れてきました。」とお話しました。
再訪をとても喜んでくださり、他にもいくつかやり取りをしながら、温かい気持ちになりました。
皆さんも、神父様を見つけたらお話を聞いてみるといいかもしれません。
下手な英語でも、わりと意思疎通できました…
売店で母に嬉しい出来事が
その後、売店で車いすの母を放置しメダルを選んでいた筆者。
会計を済ませて母のところに戻ると「お店の人が頭をポンポンしてくれてなんか安心した」と報告してきました。
きっと売店のシスターが、車いすの母をみて祝福をしてくださったのだと察しました。
母はその後、この体験を何度も口にし喜んでいました。
筆者にとっても大切な場所
筆者は10年ほど前にこの教会で購入したメダルを、肌身離さずつけています。
奇跡が起こるかはわかりませんが、安心感があるんです。
この旅行の終わり際に母が体調を崩し、ホテルを出られなくなってしまいました。
筆者は元気だったので、一人でパリ観光をしていた際にも何度かこの教会に来ました。
礼拝堂に座らせていただいていると、よくわからないけど涙があふれてきました。
きっと筆者にとってのパワースポットなのだろうなと勝手に思っています！
さいごに
いかがでしたでしょうか？
「奇跡のメダル教会ってどんな所？」
「車いすでも見学できるの？」
今回はこのような疑問について解説してきました。
おすすめの場所なので、パリ観光の際にはぜひチェックしていただきたいです！
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