「ダンスの振付がなかなか覚えられない」
「振付を覚えるコツを知りたい!」
今回はこのような疑問について解説していきます。
ダンスの醍醐味と言えば、振付を覚えて曲に合わせて踊る事!
でも、なかなか振付を覚えられずに苦労している方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ダンスの振付をなかなか覚えられないという方に向けて、筆者も実践していた覚え方のコツを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
この記事を書いている人
この記事を書いている筆者は、ダンス歴21年。
ダンサーとしては、小中規模の劇場から大規模なアリーナ級の劇場、また野外やライブハウスまで、様々なステージを経験してきました。
ジャンルとしては、モダンダンス・ジャズダンス・ストリートダンス・コンテンポラリー・民族舞踊・タップダンスなどを踊っていました!
また、舞台の技術スタッフや楽屋お手伝いや運営など、舞台全般のお仕事を10年以上経験しています。
ダンスや舞台の事はお任せください!
振付を覚えるのって難しい!
ここ数年、ダンスを習い始める人が多くなってきています。
ダンスの醍醐味と言えば、音楽に合わせて踊る事!
レッスンに通っているならば、振付・ヴァリエーションの時間がありますよね。
先生の動きを見てすぐ反応できる人もいますが、「どうしても振付を覚えるのが苦手!」という人が多いのも現実。
筆者も、振付を覚えるのは今でも苦手です。
何を隠そう、20年以上ダンスをしてきた筆者もその1人です。
先生に振付を教わって、まわりの皆がすぐに踊っているのを見て、焦る日々でした。
振付を覚えることはとても難しいですよね。
でも、反応するスピードさえ違うものの、決して振付を覚えられない訳ではありません!
コツさえ分かれば、少しずつ覚えやすくなっていく!
覚えやすい・覚えにくいの差は仕方がないこと。
そこはもう割り切って、自分に合った振付の覚え方を探してみましょう!
振付を覚えにくい人の特徴
振付を覚えにくい人には、いくつか特徴があります。
- そもそも覚えることが苦手な人
- 集中力がもたない人
- 基礎ができていない人
もちろん筆者も当てはまるものばかりです。
順番にご紹介していきます!
そもそも覚えることが苦手な人
「覚える」ということが元々苦手な人は、ダンスの振付を覚えるのも時間がかかるでしょう。
ある程度ダンスの経験があったとしても、これは仕方がないことです。
ダンス歴20年を超えた筆者も、ここは昔から変わりません。
でも安心してください。
振付を覚えるスピード感は、ダンススキルに響くことは少ないです。
何度も繰り返すことで、振付はどんどん体になじんでくると思うので大きく心配する必要はありません。
振付が覚えにくいと感じている方は、その分基礎練習や振付の練習を繰り返し、動きの精度を上げる努力をすると良いでしょう。
振付の覚え方の事は、この後の項で紹介していきますね!
集中力がもたない人
集中力が持たない人も、振付を覚えにくい人と言えるでしょう。
レッスン時間は限られた時間の中で行われます。
90分くらいのレッスンで、ストレッチ・基礎練習・ヴァリエーション・振付が行われるので、覚える時間は意外と少ないですよね。
初めのうちは、レッスンについていくので精一杯だと思いますので、最後の最後にある振付の時間まで集中力が続かないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、なるべく多くその先生のレッスンに通うことが大切です。
振付以外は同じ基礎練習をする、という場合が多いはずなので、きっと慣れれば集中力が切れることなく振付の時間を迎えられるはずです。
基礎ができていない人
まだ基本をマスターできていない人も、振付を覚えにくい人だと言えるでしょう。
ダンスには、ジャンルごとに基本的な動き方や、ステップ・技などがあります。
ダンスに限らず、どんなスポーツでも同じですよね!
振付は、そのような基本的な動きが合わさっているものなので、基本をマスターできると振付を覚えるスピードが格段にアップします。
ダンスを始めたばかりの人は、なかなか難しいと思います。
でも、基本をしっかり練習していけば、必ず振付を覚えやすくなっていきますよ!
ダンスの振付を覚えるコツ!
では、ここからは筆者の経験から、ダンスの振付を覚えるコツを紹介していきます。
筆者が考える、ダンスの振付を覚えるコツはコチラ
- 振付の全体像を把握する
- 動きを言葉にしてみる
- 頭の中で踊れるようにする
- まず足元に集中する
- なるべく同じ先生のレッスンを受ける
ぜひ、自分に合いそうなものを見つけて、挑戦してみてください!
コツ①振付の全体像を把握する
振付を覚えるコツの1つ目は、全体像を把握することです。
まず細かいことは置いておいて、振付の大まかな流れを理解しましょう。
筆者は、全体の流れをメモしたりして整理しています。
細かい技術的な事(技など)に気を取られると、なかなか次の振りが頭に入って来ないもの。
そのため、まず最初は動きの流れを覚えることに集中してみましょう。
コツ②動きを言葉にしてみる
全体の流れを覚えたら、動きを言葉にしてみると覚えやすいです。
例えば
「右足から2ステップジャンプしたら、床コロコロしてポーズ!」
「足パッとあげてからターン、スーッと後ろに行ってしゃがむ」
など、動きを言葉にすることで、格段に覚えやすくなります!
呪文のように唱えながら踊ると、自然に振付が踊れるようになってる!
コツ③頭の中で踊れるようにする
次に紹介したいのが、頭の中で踊れるよう、イメージトレーニングすることです。
ダンスを思いっきり練習する機会って意外と少ないですよね。
スタジオでは何も気にせず踊れますが、自主練となると場所や環境的に全力で振りを練習することができない方も多いのではないでしょうか?
他には、意外と時間のある通勤・通学中や空き時間などのダンスが練習できない環境でも、せっかくなら練習したいですよね。
そんな時筆者は、頭の中でイメージして振付をおさらいしたりします。
頭の中で振付を再生しようとしても、覚えてないうちはなかなかスムーズにできないもの。
でもこれを繰り返していくと、頭の中でもスムーズに振付を踊ることができるようになっていきます。
そしてこのイメージトレーニングは、実際の動きにもしっかり役立ちます。
コツ④まず足元に集中する
次に紹介するダンスを覚えるコツは、まず足元に集中することです。
ダンスの振付で一番重要なのはまずステップ(足の動き)を覚えること。
私たちの体重は足に支えられているので、足の動きに合わせて重心が移動して、それに連動する形で上半身や腕・頭が動きます。
このことから、まず足の動きを覚えることで身体全体の動きを把握することに繋がるのです。
逆に、重心の事を考えずに手先などから覚えてしまうと、動きに違和感が出てしまう場合があります。
これは、初心者やダンスを習ったことがない素人さんに多い動き方の特徴でもあります。
コツ⑤なるべく同じ先生のレッスンを受ける
最後に紹介す振付を覚えるコツは、なるべく同じ先生のレッスンを受けることです。
なかなかダンスが上達しないと感じている方の中には「自分に合う先生が見つからない」と感じ、別の先生のレッスンを受けることを繰り返している方もいるのではないでしょうか?
もちろん、先生によって自分に合う・合わないはあるはずです。
でも筆者としては、もったいないなと感じてしまいます。
毎回のように違う先生のレッスンを受けると、毎回が慣れないレッスンになってしまいますよね。
それって実はもったいないんです。
同じようなジャンルでも、ダンスの動きには先生によって特徴はありますよね。
そして、基礎練習や振付にもその特徴(動きの癖)は現れるものです。
定期的に同じ先生のレッスンを受けていると、だんだんその先生の動きの特徴がつかめてきます。
そうすると、基礎練習ではより深く身体の使い方を学べるようになっていきますし、その基礎を理解できれば、確実に振付も覚えやすくなってきます。
もし現在、色んな先生のレッスンを受けながら自分に合ったクラスやスタジオを探している方がいたら、まず「この人だ!」と思う先生を決めて、続けてレッスンを受けてみてはいかがでしょうか。
さいごに
「ダンスの振付がなかなか覚えられない」
「振付を覚えるコツを知りたい!」
今回はこのような疑問について解説してきました。
振付を覚えるのは、得意・不得意があって当たり前の事!
決して恥ずかしく思う必要はありません。
筆者がそうだったように、練習次第でどうにでもカバーすることができますよ!
ダンスをなかなか覚えられずに悩んでいる方がいたら、ぜひこの記事を参考に練習をしてみてはいかがでしょうか?