「モーリス・ルブランって?」
「ルパン三世の原作があるって本当?」
「ルパンシリーズのおすすめを知りたい!」
今回はこのような疑問について解説していきます。
モーリス・ルブランの描いたアルセーヌ・ルパンシリーズは、フランスを代表する人気作品です。
日本でも多くの翻訳がされているので、目にする機会も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、アルセーヌ・ルパンシリーズを全読破した筆者が、初めての方にもおすすめの作品を紹介していきます!
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アルセーヌ・ルパンシリーズって?
アルセーヌ・ルパンシリーズとは、フランスの小説家モーリス・ルブランが描く推理小説です。
このシリーズの主人公は、もちろんアルセーヌ・ルパン(怪盗ルパン/リュパン)。
1905年から始まったこのシリーズは四半世紀以上に渡って続き、フランスの人気小説となっています。
ルパン三世の原作なの?
厳密にいうと、ルブランが描いた「アルセーヌ・ルパンシリーズ」は、日本のモンキー・パンチが描いた「ルパン三世」の原作ではありません。
しかし繋がりはあります。
「ルパン三世」での主人公のルパンの設定は、「アルセーヌ・ルパン」の孫というもの。
つまりルブランが描いたルパンは「ルパン一世」ということですね。
また、両者には共通点も多くあります。
「ルパン三世」が好きな方は、ルブランの「アルセーヌ・ルパンシリーズ」も読んでみるのがおすすめです。
筆者もルパン三世が好きで、そこからアルセーヌ・ルパンシリーズも読み始めました。
アルセーヌ・ルパンシリーズのおすすめは?
アルセーヌ・ルパンシリーズは、多くの作品があるのでどれから読んでいいか迷ってしまいますよね。
そこでここからは、初めての方にも楽しめるアルセーヌ・ルパンシリーズの作品をピックアップしてみました!
また、アルセーヌ・ルパンシリーズは多くの方が翻訳しているのも特徴です。
しかも、翻訳されている方によって主人公ルパンの描き方も様々。
色々な方の翻訳で読んでみましたが、筆者は堀口大學さんの描くルパンが好き!
今回この記事でご紹介している本は、筆者が実際に読んでみた翻訳の方の作品になっています。
皆さんもいくつか読んで、ぜひお気に入りを探してみてください!
813
筆者が初めて読んだのはこの作品!
主人公アルセーヌ・ルパンの魅力がたっぷり詰まった作品になっていて、筆者はここから一気にハマってしまいました。
ダイヤ王と呼ばれるケッセルバッハがルパンに殺害される事件が発生。
この捜査から「813」「APO ON」という謎のキーワードが見つかるが、この言葉には世界地図を塗り替えてしまうかもしれない程の大きな陰謀が秘められていました。
はたして、ルパンは殺人の冤罪を証明し、謎を解くことができるのか?
「ルブランの最高傑作」とも言われるこの作品は、はじめてアルセーヌ・ルパンシリーズを読む方におすすめしたい一冊です!
この作品と「続813」で完結する長編作品になっています。
奇岩城
物語の舞台・フランスのエトルタは、ルパン好きの聖地になっています。
頭の切れる高校生探偵・ボートルレが「エギーユ・クルーズ」という謎の言葉を巡って、怪盗ルパン対決します。
なんとこの謎の言葉は、古からフランス王家に伝わる歴史的秘密を解き明かすヒントだったのです。
とにかくワクワクする展開に、ラストの美しさも印象的。
日本では「奇巖城」と訳されることもあります。
強盗紳士
読みやすい短編集です!
アルセーヌ・ルパンシリーズの1作目の短編集です。
ルパンの逮捕や、鮮やかな脱獄の様子、宿敵であるガニマール警部や名探偵シャーロック・ホームズも登場します。
またルパンの生い立ちなども描かれている貴重な作品です。
今後もシリーズの中で多く登場するキャラクターが出てくるので、はじめてアルセーヌ・ルパンシリーズを読む方にはぴったりの作品です。
この短編集を読めば、他の作品もとても読みやすくなるはず!
バーネット探偵社
ルパンが「ジム・バーネット」として開業した私立探偵事業。
「調査無料」という変わった探偵社ですが、その理由は・・・
なんとルパンは、舞い込んできた事件の裏で必ず「ピンはね」をしてしっかり稼いでいるのでした。
本物の探偵のように、どんな難事件も解決していくバーネット。
そんなバーネット探偵社を、怪しく思いながらも頼らざるを得ない刑事ベシュと、ルパン扮するバーネットの、コメディ要素のある短編集です。
アルセーヌ・ルパンシリーズの中でも、気軽に、楽しく読むことができる一冊になっていると思います。
カリオストロ伯爵夫人
シリーズの中でも、もっとも美しくて悲しい物語…
ルパンの恋が大きなテーマになっている作品です。
20歳のルパンは、美しいクラリスという少女との恋に夢中でした。
そんなルパンの前に現れたのが妖艶な女盗賊であるカリオストロ伯爵夫人です。
彼女は若いルパンを翻弄し、ルパン自身も情熱的な大人の愛に溺れていきます。
しかし、2人は後に敵同士となり、新たな謎をめぐる戦いが始まります…
ワクワクの冒険や謎解き要素はもちろんですが、若いルパンの繊細で揺れ動く心も、美しく緻密に描かれています。
ルパンVSホームズ
シャーロック・ホームズ好きにはたまらない一冊!
これからアルセーヌ・ルパンシリーズを読みたいと思っている方の中には、「シャーロック・ホームズが好き!」という方も多いのではないでしょうか?
筆者もその1人で、タイミング的にはシャーロック・ホームズシリーズ読破後にすぐアルセーヌ・ルパンシリーズを読み始めました。
フランスを代表する怪盗と、イギリスを代表する名探偵の対決ですから、面白くない訳がありませんよね!
ルブランが描くホームズ(原作ではホームズでなくショルメス)もなかなか面白いんです。
ぜひ、シャーロキアンの皆さんも読んでみてください!
ルパン最後の恋
1936年から1937年にかけて執筆されたというこの作品ですが、実は刊行されたのは2012年。
アルセーヌ・ルパンシリーズの最後の作品です。
1936年に執筆が開始され、9月にはいったん完成したそうですが、11月にルブランが脳血栓で倒れました。
その後も後遺症と闘いながら推敲し続けたルブランですが、最終的に作品を完成させることができず、1941年に亡くなりました。
ルブランは、まず一通りの物語を書き上げてから、推敲を繰り返して作品を完成させていくというスタイルです。
そのため、物語自体は完成しているものの、推敲は不十分のままになっていました。
ルブランの没後70年となった2012年、ルブランの遺品からこの作品が発見されたことから「70年ぶりの新作」としてフランスで発売され、その後日本でも発売されました。
さいごに
「モーリス・ルブランって?」
「ルパン三世の原作があるって本当?」
「ルパンシリーズのおすすめを知りたい!」
今回はこのような疑問について解説してきました。
ぜひこの記事を参考に、アルセーヌ・ルパンシリーズの魅力を体感してみてくださいね!
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