【2023年】不思議な異世界に魅了される!【恒川光太郎作品】おすすめ本8選

【2023年】不思議な異世界に魅了される!【恒川光太郎作品】おすすめ本8選 読書
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「恒川光太郎さん作品の魅力は?」

「おすすめの恒川光太郎さん作品を教えて!」

今回はこのような方に向けて、恒川光太郎さん作品の魅力や、おすすめ作品をご紹介していきます。

恒川光太郎さんの描く物語は、読者を非日常で不思議な世界にいざなってくれるものばかり。

読書をあまりしない方にも読みやすい内容ばかりで、幅広い年代から高く評価されている作家さんです。

ぜひ、恒川光太郎さんの世界を感じてみてください!

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作家・恒川光太郎ってどんな人?

恒川光太郎さんは、1973年生まれで大東文化大学出身の作家です。

2005年「夜市」「日本ホラー小説大賞」を受賞しデビューしました。

その後も「雷の季節のおわりに」「草祭り」「金色の獣、彼方に向かう」では山本周五郎賞候補に。

また「秋の牢獄」「金色機械」吉川英治文学新人賞候補「滅びの園」山田風太郎賞候補と、新作を出すたびに注目を集める作家です。

2014年には「金色機械」日本推理作家協会賞を受賞しています。

恒川光太郎作品の魅力

独自の世界観と、幻想的な表現で人気を集めている恒川光太郎さん。

ホラー小説といっても、怖くておどろおどろしい内容ではなく、不思議な世界観に迷い込んでしまったかのような幻想的な物語が多いのが特徴です。

フィクション・ファンタジー要素のある作品ながら、実際にどこかに存在するかのようなリアルな物語に、多くの人が魅了され続けています。

また、どこかノスタルジックな雰囲気が漂っている所も魅力のひとつ。

そのルーツは、恒川光太郎さんさんが小学校の頃に読んでいた水木しげるさんの作品だと言われています。

ホラージャンルの作品を避ける方も多いかもしれません。

kurage
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怖いのが苦手な筆者もその1人でした。

しかし恒川光太郎さんの描くホラーは、ファンタジー要素も強いので、「怖いのは苦手だけどファンタジーや異世界モノは好き!」という方にはぜひおすすめしたい作家さんです。

恒川光太郎のおすすめ作品8選

ここからは、おすすめの恒川光太郎さん作品をご紹介していきます。

ぜひ、作品選びの参考にしてみてください!

恒川光太郎のおすすめ作品①:夜市

初めて恒川光太郎さんの作品を読む方にまずおすすめしたいのがこの作品。

この作品は、恒川光太郎さんのデビュー作であり代表作

第12回日本ホラー小説大賞を受賞した作品です。

表題作「夜市」は、なんでも売ってる不思議な市場「夜市」に迷い込んだ主人公が、弟と引き換えに野球の才能を購入しました。

その後、主人公は野球部のエースとして活躍するものの、「夜市」に売った弟への罪悪感にさいなまれ、弟を買い戻すことを決意します。

この「夜市」のほかに「風の古道」の2つの作品が収録されています。

異世界ファンタジーやノスタルジックな雰囲気を感じられる、恒川光太郎さんの魅力がぎっしり詰まった1冊です。

恒川光太郎のおすすめ作品②:スタープレイヤー

路上で突然現れたくじ引きで1等が当たり、異世界に飛ばされそこで生活することになってしまった主人公の物語です。

恒川光太郎さん作品のなかでも、SFやRPGの要素が強い作品になっています。

10の願いをかなえることができる「スタープレイヤー」に選ばれた主人公は、同じスタープレイヤーたちに巡り合います。

そこでは、元の世界では気づくことができなかった自分の暗い欲望や、人々が持つ業や祈りの深さを目の当たりにしていきます。

ファンタジーな異世界要素がありながら、人間が持つ生々しい感情などはリアルに描かれています。

kurage
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続編の「ヘブンメイカー」もおすすめです!

恒川光太郎のおすすめ作品③:無貌の神

6つの短編が収録されているこの作品は、恒川光太郎さんの作品の中でもホラー要素の強い1冊といえるでしょう。

表題作である「無貌の神」は、「顔のない神」を崇めている集落の物語です。

この神様は、村人の病気や傷を癒してくれるものの、時々人を丸のみにしてしまいます。

奇妙な神様と共存する集落の恐ろしさが、伝わってくるホラー作品となっています。

そんな7作品に共通するのは「自由に生きることをへの憧れ」の思いでしょう。

ここではないどこかで自由に生きることを望む主人公たちの恐怖や幻想が表現されている作品ばかりです。

恒川光太郎のおすすめ作品④:南の子供が夜行くところ

7つの短編作品が収録されている1冊です。

舞台は沖縄を彷彿とさせる島

7つの物語ではありますが、全て同じ島を舞台に、異なる時間軸と世界観で表現されているのが特徴です。

民話や昔話をイメージさせるようなこの作品は、ホラー要素もありながら、どこかノスタルジックな異世界へと読者をいざなってくれます。

1つずつの短編がとっても読みやすいのも特徴です。

kurage
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手軽にサクッと読むことができますよ!

恒川光太郎のおすすめ作品⑤:雷の季節の終わりに

短編の作品が多い恒川光太郎さんですが、この作品は珍しく長編作品となっています。

現世から隠れて存在する異世界を舞台に、主人公の少年が冒険を繰り広げるホラーファンタジー

この作品は「恒川光太郎の傑作」とも言われていて、評価の高い作品です。

主人公の暮らす異世界の描写は、とても緻密に描かれていて、まるでどこかに実在するのではないかと錯覚してしまう程。

数々の異世界を描いてきた恒川光太郎さん作品の中でも、没入感のあるこの作品は必読です!

恒川光太郎のおすすめ作品⑥:秋の牢獄

SFファンタジージャンルが好きな方におすすめしたいのがこの1冊。

3つの短編が収録されていますが、共通するのは時間・立場・場所などに「囚われた」人々。

表題作である「秋の牢獄」は、朝になるとすべてがリセットされ、11月17日が永遠にループする世界のお話です。

主人公の女子大生は何度も同じ日を過ごすうちに、同く「リプレイヤー」として過ごす男性と出会ったことから、物語は展開していきます。

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恒川光太郎のおすすめ作品⑦:異神千夜

恒川光太郎さんの「金色の獣、彼方に向かう」を改題したダークファンタジーの傑作です。

日本人でありながら蒙古軍のスパイとして博多に潜入した主人公。

本隊が撤退したことで仲間と博多に取り残されたが、その後追われる身となった仲間を、メンバーの1人だった女性が思いのままに操り始めます。

実はこの女性は邪神「窮奇」に仕える巫女で、仲間を洗脳し従わせていきました。

主人公と、巫女の女性はその後の運命までを描いた、不思議なダージ物語です。

長編小説ではありますが、独特の世界観と物語の構成に夢中になり、一気に読めてしましました。

実際にあった歴史の一部始終を見ているかのようなリアルな描写は、まさに恒川光太郎さん傑作と呼べる1冊です。

恒川光太郎のおすすめ作品⑧:月夜の島渡り

この作品は、単行本「わたしはフーイー 沖縄怪談短編集」の文庫版として発売されました。

沖縄を舞台にした、7つの不思議な物語が収録されています、

ホラー要素のある作品ばかりですが、どの物語も恒川光太郎さんらしいノスタルジック感と異世界にあふれています。

また舞台が沖縄ということもあり、物語がよりリアルに感じられてきます。

不思議なお話が多く、まるで伝承を読んでいるような気持ちになります。

さいごに

「恒川光太郎さん作品の魅力は?」

「おすすめの恒川光太郎さん作品を教えて!」

今回はこのような方に向けて、恒川光太郎さん作品の魅力や、おすすめ作品をご紹介してきました。

恒川光太郎さんの描く物語は、読者を非日常的で不思議な世界にいざなってくれるものばかり。

まるで実在しているかのようなリアルな異世界を、ぜひ実際に体験してみてください!

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