「新しい小説と出会いたい」
「印象的なタイトルの小説は?」
今回はこのような方に向けて、おすすめの作品を紹介していきます。
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タイトルが秀逸な小説
本選びの時、タイトルはとても重要ですよね。
すぐにイメージが広がっていくようなものから、
タイトルだけでは想像できないもの…
作家が思考を凝らしてつけたであろうタイトルは、まさに本の「第一印象」。
そこで今回は、筆者がタイトルが秀逸だと思った小説…
「ジャケ買い」ならぬ、「タイトル買い」した作品を紹介していきます!
ぜひ、本選びの参考にしてみてください。
タイトルが秀逸な小説【おすすめ本10選】
ここからは、筆者が大切にしている作品を紹介していきます。
おすすめ①:ツベルクリンムーチョ/森博嗣
森博嗣による100のエッセイシリーズ。
今回は特にコロナ禍での変化についてのものが多くなっている。
もやもやしていたことが一気にクリアになるような、読みやすいのに深くて、とにかく楽しめる一冊。
おすすめ②:推し、燃ゆ/宇佐見りん
ある日突然、推しが炎上した。
そして推しはアイドルから一般人になった。
推しを推し続けるために生きる主人公の姿。
何かに依存し、何かの為になら頑張れる。
きっと今を生きるあなたにも、どこか共感できるところがあるのではないかと思う。
おすすめ③:#真相をお話しします/結城真一郎
日常に潜む小さな歪み。
短編集ですが、どの作品にも真実の先に驚きがあるどんでん返し系。
表紙のインパクトもはんぱじゃない。
2023年本屋大賞ノミネート作。
しっかりしたストーリーながら、とても読みやすいので読書初心者さんや、時間がない方にもおすすめしたい!
おすすめ④:リカバリー・カバヒコ/青山美智子
ある街にある「日の出公園」には、古くから設置されているカバのアニマルライド”リカバリー・カバヒコ”がいる。
カバヒコには「自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復する」という都市伝説があった。新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒルに住む人々は、カバヒコにそれぞれの悩みを打ち明けていく。
そしてカバヒコは、誰もが抱く小さな痛みに寄り添い、リカバリーを施してくれるのだ。
でも、これは都市伝説なんかじゃない。
カバヒコへ悩みを打ち明けることで、自分自身の心と向き合うことができるからなのだろう。
おすすめ⑤:逆ソクラテス/伊坂幸太郎
「僕は、そうは、思わない」
小学生が主人公の5つの短編集。
大人の凝り固まった「先入観」を吹き飛ばしてくれるような、爽快感のある物語ばかり。
きっと、知らず知らずのうちに持つようになった「当たり前」や「普通」について、今一度考えるきっかけになるはず。
おすすめ⑥:多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ/Jam
こちらは小説ではないのですが、ぜひおすすめしたい作品です。
仕事、友人関係、さらにはSNSなど、現代を生きる大人たちの心に寄り添いながら、ちょっとした考え方のヒントを与えてくれる本。
人間関係で嫌な思いを引きずってしまう人は、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってる」と考よう。
物事を考えすぎる筆者は、この言葉に心が救われました。
おすすめ⑦:正欲/朝井リョウ
「多様性の時代」
それは誰の目線で捉え、定義されたものなのか。
大多数の人に自分の性的嗜好が受け入れられない、理解されないマイノリティの立場からは、それを訴えることもできず、ただひっそりと生きるしかない。
そんな中同じ嗜好の仲間と出会い、こんな世の中でも楽しいと思えるようになった矢先。
ある出来事が起こる。
マイノリティの立場の人からみる多様性とは?
正しさって何なのか?
「多様性」を押し進める現代社会へ一石を投じるような作品。
おすすめ⑧:カンガルー日和/村上春樹
村上春樹による18の短編集。
なにげない日常の風景、
書き留める必要もないような毎日が、村上春樹節全開で表現されている。
おすすめ⑨:鈴木ごっこ/木下半太
ある豪邸に集められたのは、巨額の借金を抱えた男女4人。
貸主からの命令は、これから1年間、鈴木として家族ごっこをしながら暮らすことだった。
その目的は何なのか。
貸主の企みの全貌が見えたその時、想像を超えた二重の恐怖がつきつけられることとなる。
おすすめ⑩:バナナ剥きには最適の日々/円城塔
全10篇からなる短編集。
表題作は、宇宙空間で浮遊を続ける無人探査機が、まだ出会っていないバナナ型宇宙人を夢想しつづける物語。
しっかり理解しようとすれば難解。
雰囲気を楽しもうとすれば痛快。
さいごに
「新しい小説と出会いたい」
「印象的なタイトルの小説は?」
今回はこのような方に向けて、おすすめの作品を紹介してきました。
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