「日本文学の名言・名文が知りたい!」
「おすすめの日本文学作品は?」
今回この記事では、こんな疑問について解説していきます。
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名言・名文から探す日本文学作品
日本文学。
日本人である私たちだからこそ、心に響く言葉と出会う事ができると思っています。
若い頃は海外文学ばかり読んでいた筆者でしたが、大人になって日本文学読んでみると「日本人に生まれてよかった」や「日本を誇らしく思える」気持ちになる事が多くありました。
そこでこの記事では、日本文学作品を読んでいく中で、筆者の心に深く刺さった名言・名文とともに、おすすめしたい作品を紹介していきます。
おすすめの日本文学作品
ここからは美しい名言・名文と共に、おすすめの日本文学作品を紹介していきます。
ぜひ、作品選びの参考にしてみてください。
1 斜陽/太宰治
なぜ生きていなければならないのか。
その問いに思い悩んで居るうちは、私たち、朝の光を見ることが、出来ません。
そうして、私たちを苦しめて居るのは、ただ、この問いひとつに尽きているようでございます。
2 人間失格/太宰治
自分には幸福も不幸もありません。
ただ、一切は過ぎて行きます。
自分が今まで阿鼻叫喚で生きて来た所詮「人間」の世界に於いて、たった一つ、真理らしく思はれたのは、それだけでした。
ただ、一切は過ぎて行きます。
3 走れメロス/太宰治
それだから、走るのだ。
信じられているから走るのだ。
間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。
4 三太郎の日記/阿部次郎
死は生の自然の継続である。
もっともよき生の後にもっとも悪しき死が来る理由がない。
氏に対する最良の準備が最もよく生きることに在るは疑ひがない。
5 虹いくたび/川端康成
「あんた、あんまり苦労せんとおきやすや。泣いて暮らすも、笑うて暮らすも、人の一生やがな。」
6 智恵子抄/高村光太郎
この一個の動かない人体の前に
人は屏風をさかさにする。
人は燭をともし香をたく。
人は智恵子に化粧する。
さうして事がひとりでに運ぶ。
夜が明けたり日がくれたりして
そこら中がにぎやかになり、
家の中は花にうづまり、
何処かの葬式のやうになり、
いつのまにか智恵子が居なくなる。
7 侏儒の言葉/芥川龍之介
人生は地獄よりも地獄的である。
地獄の与える苦しみは一定の法則を破ったことはない。
例えば餓鬼道の苦しみは目前の飯を食おうとすれば飯の上に火の燃えるたぐいである。
siかし人生の与える苦しみは不幸にもそれほど単純ではない。
8 春の雪/三島由紀夫
自分の本質と世界の本質を、そこまで強固に結びあわせることができたら、素晴らしいと思わないか?
それは世界の秘密のカギを、この手に握ったということじゃないだろうか?
9 城の崎にて/志賀直哉
生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかった。
それほどに差は無いような気がした。
10 こころ/夏目漱石
鋳型にいれたような悪人は世の中にはあるはずがありませんよ。
平生はみんな善人なんです。
少なくともみんな普通の人間なんです。
それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。
だから油断できないんです。
11 新釈諸国囃 粋人/太宰治
ものには堪忍という事がある。
この心がけを忘れてはいけない。
っとは、つらいだろうが我慢をするさ。
夜の次には、朝が来るんだ。
冬の次には春が来るさ。
決まり切っているんだ。
12 竹青/太宰治
人間は一生、人間の愛憎の中で苦しまなければならぬものです。
のがれ出ることは出来ません。
忍んで、努力を積むだけです。
もっと、むきになって、この俗世界を愛借し、愁殺し、一生そこに没頭してみて下さい。
13 虚構の春/太宰治
死ぬるよりほかに行くとこがない
14 如是我聞/太宰治
ためになる。
それが何だ。おいしいものを、所謂「ために」ならなくても、味わわねば、何処に私たちの生きている証拠があるのだろう。
美味しいものは、味わわねければいけない。
15 或る忠告/太宰治
責任が重いんだぜ。わからないかね。
一日一日、責任が重くなっているんだぜ。
もっと、まともに苦しもうよ。
明日の生活よりは、きょうの没我のパッションが大事です。
16 かすかな声/太宰治
甘さを軽蔑する事くらい容易な業は無い。
そうして人は、案外、甘さの中に生きている。
他人の甘さを嘲笑しながら、自分の甘さを美徳のように考えたがる。
17 命売ります/三島由紀夫
これからはもう物事をあんまり複雑に考えるのは止しになさるんですね。
人生も政治も案外単純浅薄なものですよ。
もっともいつでも死ねる気でなくては、そういう心境にはなれませんがね。
生きたいという欲が、すべての物事を複雑怪奇に見せてしまうんです。
18 悶悶日記/太宰治
ひるさがり眼がさめて、青葉のひかり、心もとなく、かなしかった。
丈夫になろうと思いました。
19 パンドラの匣/太宰治
僕たちは命を、羽のように軽いものだと思っている。
けれどもそれは命を粗末にしているという意味ではなくて、僕たちは命を羽のように軽いものとして愛しているということだ。
20 津軽/太宰治
世の中の母というものは、皆、その子にこのような甘い放心の憩いを与えてやっているものなのだろうか。
そうだったら、これは、何を置いても親孝行したくなるに決まっている。
そんな有難い母というものがありながら、病気になったり、なまけたりしているやつの気が知れない。
親孝行は自然の情だ。論理ではなかった。
さいごに
「日本文学の名言・名文が知りたい!」
「おすすめの日本文学作品は?」
今回この記事では、こんな疑問について解説してきました。
ぜひ、作品選びの参考にしてみてください!
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