「新しい小説と出会いたい」
「ドリアン・グレイの肖像の名言、名文は?」
今回はこのような方に向けて、「ドリアン・グレイの肖像」から名言・名文を紹介していきます。
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オスカー・ワイルドとは
オスカー・ワイルドは、アイルランド出身の詩人・作家・劇作家です。
多くの文筆活動を行っていましたが、同性愛を咎められ収監されてしまいます。
そして出獄後、失意から回復しないまま亡くなりました。
彼のの文業と生き様は多くの人に影響を及ぼしました。
日本でも、森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎などが、彼を意識していたそうです。
「ドリアン・グレイの肖像」
美しい青年ドリアンは、快楽主義者のヘンリー卿に感化され、道徳に反した生活に溺れていた。
そしてドリアンが重ねていった罪悪は、すべて自身の肖像に現われます。
肖像画はどんどん醜い姿に変っていき、慚愧と焦燥に耐えられなくなったドリアンはついに
自分の肖像画にナイフを突き刺すのでした。
「ドリアン・グレイの肖像」の名言・名文
ここからは、「ドリアン・グレイの肖像」の名言・名文を紹介していきます。
魂と肉体、肉体と魂ーじつに神秘そのものではないか!
魂にも獣性があり、肉体にも霊的な瞬間がある。
感覚も浄化されうるし、知性が頽廃することもある。
どこに肉体的衝動なおわり、どこに精神的衝動がはじまるかを、誰が指摘しうるだろう?
ぼくのほうこそ、誰にでもいいから代わってもらいたいくらいだ、ハリー。
そんな笑い方をしないでくれ。
本当のことを言っているのだ。
さっき死んだばかりのみじめな農婦の方が、ぼくよりはるかに幸福だ。
死なんか少しもこわくない。
こわいのは死がやってくることだ。
ばけものじみた死の翼が鉛のような空中に浮かんで、ぼくの周囲を飛び回っているような気持ちがする。
そら!あの木蔭を動くひと影が見えないか、ぼくをじっと見つめて待伏せてているのが?
不幸だけには共感できない。
あまりに醜く、おそろしくて、気が滅入る。
現代人が抱く苦痛への共感はどこかひどく病的だ。
我々は人生の彩りや美しさや喜びに共感するべきで、痛みについてはできるだけ語らないほうがいい。
「死こそは、ぼくがこわいと思うただひとつのものだからな。死はいやだ。」
ー
「現今では、人間はあらゆるものから逃げさおおせるというのに、死だけは例外だからだ。
死と俗悪、このふたつこそ、19世紀の人間が説明して片付けることのできぬ難物なのだ。」
もしも人間がその人生を完璧に、めいっぱい生きたら、自らがもつあらゆる感情に形を与え、あらゆる考えを表現し、あらゆる夢を現実にしたら
ー
世界はこの上なく新鮮な喜びという刺激を受け、我々は中世趣味という疾病をすべて忘れ、ギリシア的理想に立ち返ることができるんじゃないかと僕は信じている。
「第一、おまえは罪びとなのだと言われるほど、人間の虚栄心を満足させるものは無いからね。
良心はすべての人間を自己中心者たらしめるのだ。」
「この世で怖しいことといえば、ただ倦怠あるのみだ、ドリアン。
倦怠こそ、唯一の赦すべからざる罪だ。」
人生の目的は自己を伸すことにある。
自己の本性を完全に実現すること。
それこそわれわれがこの世に生きている目的なのだ。
誘惑を取り除く唯一の方法は、それに屈してしまうことである。
さいごに
「新しい小説と出会いたい」
「ドリアン・グレイの肖像の名言、名文は?」
今回はこのような方に向けて、「ドリアン・グレイの肖像」の名言・名文を紹介してきました。
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