「母乳育児に不安を感じている」
「出産して間もないけれど、母乳をやめたい!」
「断乳って辛かった?」
今回はこのような方に向けて解説していきます。
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産後2週間で断乳を決めた
妊娠中から「赤ちゃんは母乳で育てたい!」と思っていた筆者。
でも、いざ赤ちゃんとの生活が始まってみると、だんだん授乳タイムが苦痛になっている自分に気づきました。
そんな状況でも「今は産後メンタルなだけ。慣れれば大丈夫でしょ!」と思っていました。
そんな中迎えた生後2週間健診。
助産師さんとお話しする中で、それとなく授乳タイムが嫌なことを伝えました。
すると、最終的に助産師さんから告げられたのは「ママは【D-MER】にあてはまると思う」ということ。
筆者としてみれば、D-MERなんて初めて聞くし
自分の感じていた気持ちに名前がついている事に驚きました。
そして助産師さんに勧められ、断乳を決意しました。
D-MERとは
D-MERというのは、不快性射乳反射のこと。
正式名称は【Dysphoric milk ejection reflex】です。
母乳育児によって起きる射入反射の30〜90秒前に不安や気分不快、胃の不快感、緊張、イライラなど、否定的感情が現れることを指し
この不快症状は射乳反射の度に繰り返されるため、授乳自体を苦しく思う人もいます。
D-MERの原因について、まだ詳しいことはわかっていません。
しかし、研究によるとドーパミンの一時的な低下が原因ではないかと推測されているそうです。
授乳をすると、乳汁を作るプロラクチンというホルモンや、射乳させるオキシトシンというホルモンが分泌され、それに伴って脳内のドーパミンが低下します。
幸せホルモンの一種であうるこのドーパミンですが、これが一時的に減ってしまうために不快な症状が起きるのではないかと考えられています。
【時系列】断乳を決意してから
ここからは、筆者が産後2週間で断乳を決意してからの流れを時系列に沿って紹介していきます。
断乳を決めてから、何かあった時の為に経過をメモしていたものです。
2週間健診当日
産婦人科での2週間健診の際にD-MERであることがわかる。
断乳を決めたものの、胸の負担を最小限にするためにと、1カ月かけて少しずつ授乳回数を減らしていくことを提案される。
その場では納得…
したものの、帰宅後にすぐおっぱいを要求され、粉ミルクは飲んでくれない。
そして授乳中はネガティブな気持ちになり、覚えたての【D-MER】についてや、断乳・ミルク量について検索しまくり余計に落ち込んだ。
翌日
この日はもともと、以前切迫早産で入院した際に産婦人科で知り合った助産師さんに、訪問での母乳相談を予約していた。
しかし、前日に断乳を決めたので断ることに。
その連絡をしたところ、育児相談という形で訪問していただけることになった。
そして今の気持ちを相談。
すると助産師さんは「今から断乳をはじめよう!」と言ってくれた。
多分この言葉こそ、筆者が心から望んでいたものだったんだろう。
母乳をやめる寂しさではなく、とにかくホッとして涙が出た。
断乳1日目
この日、最後に母乳をあげたのが朝6時。
そして昼過ぎに断乳を決意。
助産師さんはまた2日後に来て下さることになり
それまではなるべく胸を触らず、母乳を出さないようにしてと指示される。
16時ごろから徐々に胸が張るようになり、シャワーを浴びるために下着を脱ぐと、大量の母乳が染み出していた事に気づく。
さらに下着を外したとたんに、ポタポタと母乳があふれ出てくる。
ネットで調べてみると、このようなケースもあるようだったので、シャワー後から母乳パッドをつける。
その後はどんどん痛みが出てきて、何をしていても痛い。
特に赤ちゃんを抱っこすると激痛が走る。
保冷剤で胸を冷やしても効果なし。
眠れなかったのでロキソニンを服用。
2日目
夜よりは痛みがマシになる。
張りは続いていて、赤ちゃんを抱っこすると激痛。
日中は痛みが引いていたものの、夕方からまたひどくなる。
シャワーの際に確認すると、胸が全体的に赤くなって、ヒリヒリ・チクチクする。
原因がわからず、母乳パッドでのかぶれかと思っていた。
昨日に引き続き、透明な液体が滴るように溢れてくる。
仰向けでしか寝られず、夜中から朝にかけての痛みがピークだった。
3日目
朝になると痛みがだいぶマシになっていた。
液体の分泌も少なくなる。
午後に助産師さんが来て、1度目の搾乳。
胸の張りはマシになった。
左の乳頭の一部が白くなりジュクジュクになっていて、乳腺炎の可能性もありそうとのこと。
胸の赤みはかぶれではなかったようで、冷やすようにと指示を受ける。
しかし夜になるとまた1日目のような激痛。
保冷剤で冷やしながら痛みに耐えたものの、夜中に激痛になり頭痛もあったのでロキソニンを服用。
4日目から
変わらず透明な液体が止まらない。
夜になると頭痛と共に胸が痛むので、毎日ロキソニンを飲まないと眠れなかった。
6日目
液体の分泌が左胸だけになる。
夕方から左胸だけ張ってきて、胸全体が痛くなる。
それに伴って寒気が出てくる。
夜になるとかなり強い寒気、そして発熱。
インフルエンザのような感じになった。
7日目
朝には熱が下がり、寒気も少し落ち着いた。
しかし胸の痛みがひどく、左腕が上がらなくなった。
急遽助産師さんに来てもらい、2回目の搾乳。
次は30日目に最後の搾乳をすることになった。
26日目
その後も若干の痛みはあるもの、おおむね普段通りの生活ができるようになっていた。
そんな中、赤ちゃんが抱っこでしか寝なくなってしまい、赤ちゃんの頭が胸を圧迫した状態が続いたからか、再度左胸が痛くなる。
若干の寒気、胸の赤みがでてくる。
30日目に助産師さんに来てもらって最後の搾乳の予定だったが、急遽明日に変更してもらう。
27日目
最後の搾乳。
残っていた母乳を絞り出してもらうものの、激痛!
出産の痛みを思い出すほど痛かった。
これで無事断乳ケア卒業。
30日目
朝から左胸がズキズキ。
様子を見ていたらどんどん痛くなってくる。
左胸の張りは無いものの、母乳もまた出始め、全体の赤みと打撲のような痛みがぶり返してきた。
ラスト搾乳で、断乳期間も無事終了!と思っていたのに…
しかし思い返してみれば、最後の搾乳後に開放感からバク食いしていた(それまでは、断乳の為に粗食を徹底していた)影響かと思う。
しまっていたロキソニンを再び服用。
断乳終了!
それから約10日後には、断乳で辛かった記憶も薄れるほどに元通りに。
痛みもなく、何を食べても大丈夫になった。
産後2週間での断乳を経験して
産後、身体も本調子でない中、そして新生児ワンオペでの断乳は、ハッキリ言ってかなり辛かったです。
でも今振り返ってみれば、無理して母乳をあげていたころは授乳タイムが本当に苦痛で、正直赤ちゃんを心の底から可愛いと思えていなかったと思います。
そして断乳を乗り越え、体も心も本来の自分に戻ったなと思える頃には、心の底から赤ちゃんを可愛いと思えるようになりました。
本当は、産婦人科のアドバイス通りにゆっくり断乳していれば、ここまで身体が辛くなるという事はなかったかもしれません。
でもあの時思い切って断乳していなかったら、自分の心はどうなっていたのだろう…
もしかしたらしたら現在でも、赤ちゃんをここまで可愛く、愛おしいと思えていなかったかもしれない…と思うとゾッとします。
ちなみに…
断乳の際、赤ちゃんも初めはおっぱいを探すようなそぶりをしていたものの、
2日後には忘れてくれたようで、探さなくなりました。
「母乳じゃなきゃいけない」
今振り返ると、自分は無意識のうちにそんな固定観念を持っていたのだろうなと思います。
母乳・ミルク・混合と、それぞれにメリットとデメリットがありますが
初めての育児。
やってみないと、どれがベストかなんてわからないな。
そして、自分の心や体と相談して、ベストだと思える選択肢がみつかったら
軌道修正していけば良いんだなと思えました。
あの時、断乳という選択ができてよかったです。
さいごに
「母乳育児に不安を感じている」
「出産して間もないけれど、母乳をやめたい!」
「断乳って辛かった?」
今回はこのような方に向けて解説してきました。
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